整体・マッサージ・整骨院・接骨院の違いや症状別のお店の選び方を徹底解説!

不調の解消やリラックス効果を求めて、整体やマッサージサロンの利用を検討しているものの、具体的な違いがわからずお店選びに悩まれている方も多いのではないでしょうか?大きくわけると以下5つのカテゴリからお店を選ぶことになります。

①整体
②マッサージ
③接骨院・整骨院
④鍼灸院
⑤リラクゼーション

この記事では、それぞれの施術の違いや症状別(目的別)のお店の選び方を解説しています。是非お店選びの参考にしてください!

それぞれ施設の違いが一目でわかるように簡単な比較表を作りました。

後ほど各カテゴリごとに詳しく解説していますが、「整体・カイロプラクティック・リラクゼーション」は国家資格の取得が不要です。

あん摩マッサージ指圧師とはり師きゅう師の保険適応が△になっているのは医師の同意が必要なためです。接骨院・整骨院は一部の症状は保険適用となります。(医師の同意が必要な症状もあります。)

上の比較表は目的別に大まかに分けたものです。お店によってはこの限りではないため、あくまで目安としてください。

整体では治療行為は行えないため、正確に言うと改善目的に利用することになります。では各カテゴリごとに解説していきます。

【資格】民間資格 【健康保険】 適用外

整体と聞くとバキバキと音を鳴らしながら歪みを矯正したり痛みがあるイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?必ずしも音がなるわけではなく、痛みがないソフトな整体も存在します。

整体とは骨格の歪みを矯正(調整)したり、筋疲労にアプローチすることで全体のバランスを整え不調の改善を目指していくものです。「治療」や「治る」という言葉を使うことは禁止されていて、あくまで改善を目的に利用するものです。

整(ととのえる)える体(からだ)と書いて整体。概念は広範囲にわたるため、一概に「これだ!」と言えないのが整体でもあります。

整体と接骨院(整骨院)の違い

整体は接骨院(整骨院)と似ている印象ですが、施術方法や資格が大きく異なります。接骨院は柔道整復師の資格が必要ですが、整体師は国家資格の取得は不要で、規制もないため誰でも整体師と名乗ることができます。

そのため各サロンでは民間資格を取得したり独自の教育システムを設けています。お店選びの目安として、研修制度や資格の有無を確認してみるのも1つです。

ただ、有資格者だから施術がうまいとは限らないのがこの業界のお店選びで難しいところ。無資格者でも年間1,000人以上を施術している熟練者もいます。

様々な症状や身体に触れることで知見も多くたまっているため、無資格者の施術であっても「悩みが改善された!」という声もよく聞かれます。

整体は保険適用外

整体は保険適用外です。最近では、全額負担の自由診療として接骨院(整骨院)でも整体メニューを提供している店舗をよく見かけます。

知識のエビデンス(根拠)を重視している方は、国家資格取得者が在籍している接骨院(整骨院)の整体メニューを利用すると良いでしょう。

整体は自由診療ということもあり、時間制のコースを設けている店舗が多くあります。

具体的な施術内容

アプローチ方法としては以下の2通りが主流です。

■①骨の歪みに直接アプローチするカイロプラクティックのような整体(ボキボキ整体など)

ボキボキ骨を鳴らす施術ですが、東洋医学をルーツとした「整体」と西洋医学をルーツとした「カイロプラクティック」が存在します。

カイロプラクティックはアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、ヨーロッパの一部の国では医療従事者と認められており、保険が適用されレントゲン診断も行えます

日本ではカイロプラクティックは無資格 or 民間資格ですが、数百人ほど日本にもアメリカなどの国で医療従事者としての資格を取得した施術者がいると言われています。両者ともボキボキするところは似ていますが、考え方は異なります。

ボキボキ系の整体は歪んだ骨を矯正し、可動域の調整ができます。音が鳴る仕組みですが、骨同士の間は、関節包と呼ばれる袋状の膜で覆われているのですが、内部に含まれる骨液が気化する時にボキボキと鳴るわけです。

爽快感が得られやすく「矯正されている」と実感しやすいのがメリットです。ただ、骨粗鬆症、関節リウマチ、変形性関節症、妊娠中に該当する方はおすすめできません

また、少なからず事故も報告されているので不安な方はボキボキしないソフト整体がおすすめです。

■②筋肉をマッサージのように揉みほぐすソフト整体

無資格者が法律上、マッサージと言うと違反になるため「揉みほぐし」「ボディケア」「マッサージのような施術」「ソフト整体」と表現されていますが、体感的にはマッサージと同じような施術です

筋肉が緊張すると骨格を引っ張り歪みを誘発したり、本来スムーズに動かせるはずだった関節が固まってしまいます。負担が掛かっている箇所を揉みほぐすことで歪みにくい身体に整えたり、元々の動きを取り戻していきます

お店の選び方

整体の利用を検討している人が確認しておきたいのが、施術のメインが矯正(調整)か揉みほぐしのどちらに比重を置いているかです。

例えば症状の改善を期待しているのであれば、マッサージのような施術はあくまで対処法の1つでおまけです。悩みの解消が本来の目的であれば、矯正や調整をメインとしているお店を選ぶと良いでしょう。

ストレス解消やリラックスしながら症状の改善、またはメンテナンスをしたい方は揉みほぐしをメインとしているお店を利用すればミスマッチを減らすことができます。

予約時にカイロプラクティックのような矯正がメインなのか、揉みほぐしをメインとしているのか確認してみると希望の施術を受けられると思います。

整体が適している症状

【頭・首・肩】頭痛、筋筋膜痛症候群、めまい、耳鳴り、首の痛み、頚椎椎間板ヘルニア、むちうちの後遺症、寝違え、肩こりなど

【背中・腰・お尻】背中の痛み・張り、腰痛、ぎっくり腰、腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管症候群、椎間関節症候群、坐骨神経痛、梨状筋症候群など

【上肢】肩の痛み、四十肩(五十肩)、胸郭出口症候群、インピンジメント症候群、腕の痛み・痺れ、肘の痛み、肘部管症候群、手首の痛み、手の痛み・痺れ、手根管症候群、腱鞘炎など

【下肢】股関節の痛み、膝の痛み、足首の痛み、足のむくみ、足根管症候群、足の痛み・痺れ、足底筋膜炎、偏平足、外反母趾、機能的O脚・X脚など

【婦人系】生理痛、生理不順、更年期障害、妊娠時の腰痛、産後の腰痛・骨盤矯正、産後の腱鞘炎、な

【スポーツ】スポーツ障害、テニス肘、ゴルフ肘、野球肘、野球肩、パフォーマンスアップなど

【その他】側彎症、姿勢改善、骨盤矯正、可動域改善、全身疲労、慢性疲労、不眠症、冷え症、自律神経失調症、各種アレルギー、ストレス解消、リラクゼーション、体のメンテナンス、サブラクセーションなど

整体が適していない症状

骨折、脱臼、炎症、リウマチ性関節炎、出血しやすい病気、高熱の病気、伝染病、その他刺激を避けなければならない病気、癌など

【資格】国家資格 【健康保険】一部適用

マッサージ師とは、東洋医学をベースとした施術を行う医療系の国家資格取得者で、正式名称は「あん摩マッサージ指圧師」と言います。この資格を保持している者しかマッサージを提供することができません

マッサージとリラクゼーションの違い

マッサージはリラクゼーションサロンで提供される施術と似ていますが、あん摩マッサージ指圧師は3年間養成施設で身体に関する基礎分野、専門基礎分野、専門分野を学びます。

養成施設では知識を得るだけでありません。臨床実習も行われていて、患者に適した施術ができるように問診、検査、診療録の書き方、指圧を学ぶため技術の土台ができています

こちらも整体師同様、あん摩マッサージ指圧師の資格があるから必ずしも施術が上手というわけではありません。ただ国家資格を取得しているという点で、一定以上の知識があることが担保されていますし、身を任せやすいのは確かです。

マッサージは医師が同意すれば保険が適用

疲労回復や慰安を目的としたマッサージは実費ですが、医師があん摩・マッサージの施術が必要と同意していれば健康保険の給付対象となります

具体的な施術内容

■なでる・押す・揉む・叩くを用いた手技

あん摩とは元々中国から伝わった手技療法で「なでる・押す・揉む・叩く」といった手技を用いて身体の変調を整えていきます。特徴は心臓から手足に向かう遠心性の施術で血行不良を改善し新陳代謝をうながします

このあん摩の手技から発展したのが指圧術と言われています。ツボや経絡、筋肉の深層部や表層をゆっくり、ときにはリズミカルに施術する手技です。

ヨーロッパから伝わったマッサージは、あん摩とは反対の求心性の手技で心臓に向かって施術するのが特徴です。皮膚に直接刺激を与え、血液やリンパ液の流れを良くし循環器系や消化器系を整えていきます。

お店の選び方

療養費として健康保険の対象である症状か、自費診療で施術を受けたいかによって変わります。健康保険の対象となるのは、筋肉の麻痺や関節が動かせず可動域が減少するような関節拘縮など医師があん摩・マッサージの施術が必要と認めた場合です。

初回申請時には医師の同意書が必要で、継続して利用する場合は6ヶ月ごとに文書による同意が必要です。症状が該当しているようであれば、まずは医師に診断してもらいましょう。
あん摩マッサージ師の多くは、病院、介護施設、治療院、スポーツ関連の現場で活躍しています。もし、自費診療で施術を受けたい場合は鍼灸院・接骨院・整骨院であん摩マッサージ師が在籍しているか確認してみるといいでしょう

マッサージが適している症状

【神経系疾患】神経痛、脳卒中後遺症、不眠症
【運動器疾患】肩関節周囲炎(五十肩)、腰痛症、筋肉痛、腱炎、慢性関リウマチ
【消化器疾患】慢性胃腸炎、常習性便秘
【呼吸器疾患】気管支喘息、慢性気管支炎
【循環器疾患】心臓神経症、充血、貧血
【泌尿生殖器疾患】膀胱麻痺、膀胱痙攣、膀胱炎、乳腺障害
【新陳代謝障害】痛風、脚気
【その他】疲労回復、病後の体力回復

マッサージが適していない症状

【急性症】急性熱性病、急性伝染病
【悪性腫瘍】癌、肉腫
【急性炎症】腹膜炎、虫垂炎
【急性中毒】蛇毒、昆虫毒
【出血性疾患】吐血、喀血、脳出血直後
【外傷】創傷部、骨折、脱臼直後
【重症の内臓疾患】心臓弁膜症、腎炎
【血管病】動脈瘤、高度動脈硬化症
【潰瘍性疾患】胃潰瘍、十二指腸潰瘍
【結核】肺結核、脊椎カリエス
【その他】梅毒、淋病、化膿性疾患

【資格】国家資格 【健康保険】適用

接骨院(整骨院)は、急性または亜急性の外傷の負傷のみ健康保険・労災保険・医療扶助・自賠責保険の適用となります。

具体的には、骨折・不全骨折・捻挫・脱臼・打撲・挫傷の症状が保険適用です柔道整復師はこれらの症状の専門家であり、怪我の診断に長けています。

治療をメインに行っている接骨院(整骨院)ですが、自費診療で整体やリラクゼーションメニューを設けている院も存在します。

接骨院と整骨院の違い

接骨院と整骨院は呼び方が違うだけで、同じ施術を行う施設です。つまり、大きな違いはなくどちらの院も文部科学省が指定する4年生大学か、3年間専門養成施設に通い国家試験をクリアした柔道整復師が開業しています。

具体的な施術内容

■整復法

整復法は、骨折や脱臼を治療するために使用される技術で、問診、視診、触診によって患部の状態を確認し、引っ張ったり圧迫したりして元の状態に戻します。脱臼の場合は柔道整復師の経験が必要です。

■固定法

固定法とは、骨折や脱臼などで患部を三角巾、包帯、副木などで固定する治療法のことです。患部を固定することで、無理な動きを防ぎ、治療の効果を高めることができます。

■後療法

後療法は、損傷した組織を回復させる治療法で、①物理療法、②運動療法、③手技療法の3つの治療法があり、それらを組み合わせて早期に社会復帰を目指します。

1.物理療法

物理療法は、低周波や超音波の装置を使って患部を治療することです。電気・光線療法、温熱・冷却療法などがあり、患者の状態に応じて最適な方法を選んで治療を行います。

2.運動療法

運動療法は、患者の機能回復やリハビリを目的とした治療法です。手技や器具を使った方法があり、患者の状態に合わせて適切な運動療法を選択することが重要です。

3.手技療法

手技療法は、柔道整復師が直接患者の身体を押したり揉んだりして行う治療法です。症状の改善を目的として様々な方法があり、軽擦法や揉捏法、叩打法、圧迫法などがあります。

お店の選び方

失敗しない接骨院の選び方について、「ホームページに手書きの口コミがあるか、キャッチコピーに騙されていないか、先生は若くないか、担当者はコロコロ変わらないか」をチェックすると良い。と解説しているサイトがありますが、どれもあくまで1つの目安でしかありません。

手書きの口コミは誰でも書けます。若い先生でも優秀な人もいれば年齢を重ねた新人先生もいます。キャッチコピーに関しては相当な自信を持っている可能性もあります。担当者が変わることによって網羅的に身体を見てもらうこともできます。

つまり、上記の項目はあてにならないのです。安心して通いたい方は1度来院し、コミュニケーションに時間を割いてくれる先生か見極めてください。もし、症状の改善が見られない場合はセカンドオピニオン受診も検討してください。

接骨院・整骨院が適している症状

【健康保険適用】打撲、捻挫、肉離れ(挫傷)、ぎっくり腰(緊急を伴う症状の場合)
骨折・脱臼(医師の同意が必要)

接骨院・整骨院適していない症状

【健康保険適用外】慢性的な肩こり、腰痛、五十肩、肉体疲労を和らげる慰安目的のマッサージ、過去の交通事故等が原因による頚部・腰部等の疼痛、脳疾患後遺症等の慢性病のリハビリやリウマチ・関節炎等の神経性疼痛、

同一疾病について、病院や医院等で医師の治療を受けながら接骨院・整骨院で治療を受ける場合

【資格】国家資格 【健康保険】

鍼灸師は、東洋医学の専門家であり、「はり師」と「きゅう師」の2つの国家資格を持ちます。身体のツボや筋肉に鍼や灸を使い刺激を与え、自然治癒力を高めたり、病気の改善や予防、健康回復を目的とした治療を行います。鍼師と灸師は別々の国家資格ですが、多くの鍼灸師が両方の資格を持っているため、鍼灸師と呼ばれます。

最近は治療以外にも「リフトアップ、むくみ・シミ・くすみ・クマ・肌荒れ改善、しわの軽減、痩身」を目的とした美容鍼を提供している院も増えてきました。

2つの要件を満たせば保険が適用

はり・きゅうは2つの要件を満たせば療養費として健康保険の対象になります。1つ目は対象となる損傷であることです。具体的には、「神経痛、リウマチ、五十肩、頚腕症候群、腰痛症、頚椎捻挫後遺症」です。

2つ目は医師が同意し他に適当な手段がない場合です。ただし、はり・きゅうの施術を受けながら、並行して他の医療機関で診療を受け、薬など処方された場合は健康保険扱いとなりません。医師による適当な手段があったと判断されるからです。

具体的な施術内容

■鍼治療

鍼治療では、感染を防ぐため使い捨ての細い鍼を用いてツボに刺します。針を刺すため痛いイメージがあるかもしれませんが、注射針とは違い皮膚の痛覚受容器を刺激しないため、基本的にはほとんど痛みはありません。しかし、コリなど筋肉の緊張がみられる箇所では鈍痛のような筋肉を掴まれたように響くことがあります。

ツボを刺激することで、痛みや筋肉のコリを取り除き、血液の循環を促進します。鍼治療は日本で古くから行われており、東洋医学の代表的な治療法として認知されています。最近では、美容やリハビリテーションの分野でも鍼治療が使用されるようになっており、その利用範囲は広がり続けています。

■灸治療

灸治療は、ツボに艾(もぐさ)を使って熱を加える施術で、一般的にお灸と呼ばれます。直接灸と間接灸の2つの方法があり、直接皮膚に艾を乗せる直接灸と、艾と皮膚の間を空けて行う間接灸があります。

灸治療は鍼治療と同様に、ツボを刺激することで、痛みや筋肉のコリを緩和し、血液循環を促進する効果が期待されます。そのため、鍼灸院では鍼と灸を併用して、身体の不調に対してアプローチすることが一般的です。日本では古くからお灸が行われ、今でも東洋医学において代表的な治療法の一つです。

お店の選び方

医療機関への紹介など連携している治療院がおすすめです。一般的に、治療院は院内で完結するように設計されており、医療機関との紹介や連携はほとんど行われていません。

しかし、優れた治療院や技術を持つ治療家は、必要に応じて医療機関に紹介し、検査や診療の橋渡しをすることができます。安心して利用したい方は医療機関への連携など確認してみましょう。

鍼灸院が適している症状

【神経系】神経痛、頭痛、歯痛、ヘルペス、顔面神経麻痺、しびれなど
【運動器系】五十肩、むち打ち症、頸肩腕症候群、腰痛症、ギックリ腰、椎間板ヘルニア、変形性膝関節症、関節炎、リウマチ、肩こり、寝ちがい、筋肉痛、捻挫、テニス肘、腱鞘炎など
【消化器系】胃炎、胃下垂症、胃酸過多症、胃痙攣、胃・十二指腸潰瘍、口内炎、慢性肝炎、胆石症、慢性腸炎、便秘、下痢、痔疾など
【循環器系】高血圧症、低血圧症、心臓神経症、動悸、浮腫、冷え性など
【内分泌系】糖尿病、甲状腺機能障害、など
【呼吸器系】風邪、扁桃炎、咽頭炎、気管支炎、喘息、咳など
【泌尿器系】慢性腎炎、膀胱炎、ネフローゼ、前立腺肥大など
【感覚器系】眼精疲労、仮性近視、白内障、鼻炎、副鼻腔炎、耳鳴り、メニエール症候群、めまいなど
【婦人科系】生理痛、月経異常、乳腺症、更年期障害、冷え、のぼせ、つわりなど
【小児科系】小児喘息、夜尿症、夜泣き、かんの虫、消化不良、虚弱など
【その他】自律神経失調、不眠症、ストレス性疾患、心身症、アレルギー、アトピー性皮膚炎、慢性疲労、成人病の予防

鍼灸院が適していない症状

急性伝染病、急性腹症、血友病、壊血病、免疫不全症など

【国家資格】民間資格 【健康保険】適用外

Relaxation(リラクゼーション)とは、心も身体もリラックスした癒やしの時間を過ごすことを意味します。整体同様にリラクゼーションとは概念のため、サロンで提供されているメニューは広範囲にわたります。

一例ですがリラクゼーションサロンでは、以下のようにカテゴライズされメニューが提供されています。

リラクゼーション/足ツボマッサージ/ヘッドマッサージ・ヘッドスパ/アロママッサージ・アロマテラピー/タイ古式マッサージ/リフレクソロジー/リンパマッサージ・リンパトレナージュ/フェイシャルマッサージ/ボディトリートメント/ストレッチなど

あん摩マッサージと似ていますが大きな違いは、心身の癒やしや緊張の緩和を目的とするリラクゼーションに対し、あん摩マッサージは治療など医業類似行為を目的としている点です。

具体的な施術内容

■手技・足技・ストレッチ・オイルの使用や施術スピードの違いなど多岐にわたる

リラクゼーションサロンの施術は基本的には手を使いますが、中には足を使って施術するお店もあります。また、オイルを使用したり美容要素が取り入れられていたり、スピードもゆっくりしたものから手数が多いものまで多岐にわたります。

お店の選び方

まずは友人や知人におすすめのお店があるか聞いてみてください。信頼出来る人からの紹介であればミスマッチを減らせる可能性が高まります。

スクールを自社で運営しているお店も良いかもしれません。カリキュラムが確立されていて、セラピストにもノウハウが落とし込まれているからです。

料金も1つの目安です。安いお店が必ずしも悪いわけではありませんが、研修期間が短いことがあるため知識や技術が伴っていないことがあります。無資格だからこそ最低限の医学的知識を学習しているかは重要です。例えば炎症時に患部を施術すると悪化しますが、そういった基礎を学んでいないお店も存在します。

前提としてリラクゼーションサロンでは治療行為は行えず、あくまで慰安目的で利用するものだということは忘れずにお店を選びましょう。

リラクゼーションが適している症状

慢性疲労、ストレス発散、慰安

リラクゼーションが適していない症状

炎症、治療が必要な症状など

今回は、整体・マッサージ・接骨院・整骨院・鍼灸院・リラクゼーションの違いを解説しました。

改善→整体
治療*→接骨院・整骨院、鍼灸院、マッサージ
慰安→リラクゼーション、マッサージ(実費)
メンテナンス→整体、リラクゼーション、マッサージ(実費)
*健康保険適用は一部医師の同意が必要

…のようなイメージでサロンお店を探してみると良いかもしれません。是非お店選びの参考にしてください!