自宅にいながら自分でほくろやシミが除去できる「レーザースポットペン」。口コミでは「本当にほくろが綺麗に取れた」「クリニックに行くより圧倒的に安い」と評判ですが、「痛くて使えない」「使い方がわからない」など悪い口コミも確認できました。
そこで今回、口コミの真相を確かめるため実際に編集部メンバーでレーザースポットペンを使ってほくろやシミが除去できるのか検証しました!
30歳を過ぎたあたりから、シミも増えてきたので気になっていたんですよね。↑の画像を見てもらえばわかりますが、今回は顔のほくろとシミをメインに使用しました!
使用時の注意点や痛みの感じ方、対処法、ダウンタイム、除去後の経過についてレビューしていきますので気になっている方は是非参考にしてください!
※検証の様子は記事の後半で紹介しています。
ほくろ除去ペンとは
- ほくろ
- シミ
- そばかす
- イボ
- アザ
- 刺青
に使える家庭用のレーザー除去ペンです。原理は以下の通りです。
対象箇所にレーザーを照射し、表皮のほくろやシミを熱で焼いていきます。
メラニン色素が破壊され赤みが出てきます
照射した部分の赤みが7日~15日程度で引くとともにかさぶた状に変わります。
約1ヶ月ほどするとかさぶたが剝がれキレイな肌に生まれ変わる。というわけです。
メイン針1本+細い針が5本同封されているのでサイズに合わせて使い分けることが可能
- 本体
- 使い捨て針5本
- メイン針1本
- USB充電器
- 説明書
以上の5点が同封されています。メインで使用する太い針とは別に使い捨ての細い針が5本あるので、用途によってアプローチ方法を変えることができます。
ほくろ除去ペンの使い方
商品が届いたらまずは充電してください。
③長押しで電源が入ります。
④+-ボタンでレベル調整が可能。
⑤を押すと照射し、ボタンを離すと停止します。
電源が入っている状態で再度③を押すとブルーライトが点灯します。
この機能は逆に見づらくなってしまったので使用することはありませんでした。
照射レベルの目安
照射レベルは1~9まであります。
説明書によると、一般的なシミやほくろに対しては3以下が推奨されています。立体的なイボや大きな痣、刺青への使用は状況によって4以上を使用するようです。※今回の検証では3までしか使用しませんでした。
注意事項
使用前・使用時
- アルコール(消毒液)で針と肌を消毒。
- 敏感肌の方は照射前に麻酔クリームの使用を推奨。
- 必ず肌が強い部分で試してから使用すること。
- 針先で軽く肌の表面に触れるように照射。
- シミやほくろが深い場合、低いレベルで数回に分ける。
- 長時間同じ部位への使用禁止。
使用後
- 小さいシミやほくろの場合、約1週間ほど傷跡が残り、2週間ほどするとかさぶたが剥がれ徐々に落ち着く。
- 肌の奥に色素沈着がある場合、肌が完全に回復してから再度照射。
- ダウンタイム中の日焼けはNG。
- 健康的な食生活を心がけ、水分補給をこまめに行う。
- 1週間以内の飲酒や激しい運動は行わないようにする。
- かさぶたは自分で剥がさず、自然に剥がれるのを待つ。
- 照射した部位は2週間以内は激しく洗うことを避ける。
ほくろ除去ペンの良い口コミ・悪い口コミ
では、実際に使用したユーザーの代表的な口コミを編集部でまとめたのでご紹介します。
良い口コミ
・ほくろが取れました!
半信半疑だったのですが、長年悩んでいたほくろがしっかり取れました!3~4レベルであれば痛みもそこまで感じることはありませんでした。家庭用なので正直期待していなかったのですが購入して正解でした。
・この金額ならお買い得
10~20箇所の小さめのイボとルビースポットに照射し除去しました。常時使用できるスタンダードな針とは別に、細めの使い捨ての針が5本同封されているので、細かくアプローチすることができます。自宅で手軽にコロッとイボが取れたので感動しています。
・今後はほくろもシミも怖くない
1mm~4mmほどのシミやほくろを20個以上除去しました。レーザー照射時はチクチクとした痛みはありますが、焼く時以外は痛みは感じないので特に問題はありません。
ダウンタイムは必要ですが2週間程度でニキビ跡のようになりました。あとは日焼け対策をしっかりすればOKです。これでほくろやシミが出来ても怖くありません。
・コンプレックスが解消された
学生時代からほくろが多いのがコンプレックスで人前で堂々と出来ませんでした。クリニックは高いし、来店するのも気乗りしなくてこちらを購入しました。
結果はもっと早く出会っていれば良かったと思いました。これでほくろ消し放題です!
悪い口コミ
・出荷が遅い
2週間しても商品が届かなかった。普通なら1日~2日程度で配送されると思うので時間がかかりすぎ。
・レベル1でも痛かった
簡単に除去できるようなことが書いてあるけど、レベル1でも痛みを感じました。痛みに弱い人には控えておいた方がいいかもしれません。
・かさぶたが取れたあとシミが濃くなったように感じる
綺麗に除去できた箇所もありますが、かさぶたが剥がれたあとは少し赤みがあり除去前より濃くなったような気がします。
ほくろ除去ペンを実際に使って口コミ&効果を検証しました!
これまで商品の詳細や口コミについてご紹介してきましたが、やはり気になるのは実際に使ってどうかですよね!
そこで編集部メンバーが実際に使って効果を検証しました!
幼少期からあるほくろと紫外線によって出来たほくろ、さらに画像ではわかりにくいかもしれませんが、目元に出来たシミに使用したいと思います。胸のあたりに大きいほくろがあるのでそちらも除去できるのか検証します!
以下6点について検証しました。
用意した方が良いもの
まず検証する前に事前に用意しておいた方が良い物をお伝えします。
「消毒液・綿棒・キズパワーパッド or ハイドロコロイドの絆創膏」は必須
安全に使用するために消毒液は必ず用意してください。綿棒はレーザー照射後に皮膚を拭き取っていく際に使用します。
拭き取りが完了したら、キズを早くキレイに治すため&色素沈着を防ぐため約1週間ほどキズパワーパッドを貼っておくことをおすすめします。10枚入りで約800円程度です。
費用を抑えたい方はハイドロコロイド材の絆創膏もおすすめです。手のひらサイズで3枚入り約400円なんですが自分の好みのサイズにカッティングできるので使い勝手が良かったです。
①商品到着までの期間
口コミでは商品到着までの期間が長く「詐欺なんじゃないか」と不安視する声も確認することができましたが、実際は注文から何日後に届くのか検証します。
注文から7日後に到着
週末土曜日の19時前に注文しましたが翌週の土曜日(昼頃)には商品が届いていました。営業時間が終了していたことや、週末を挟んでいたことから時間がかかることを覚悟していたのですが、発注から7日後には手元に届いたので比較的スムーズだったように思います。
現在、コロナウイルスの影響もあり納期が送れてしまうことがあるようなので20日間程度余裕を持っておくと良さそうです。
②うまく使えるのか
次に商品の扱いやすさを検証していきます。
リンゴに黒い点を塗って練習 or 腕や足の小さい箇所からはじめるのがおすすめ
最初は使い勝手がわからないと思うので、リンゴにマジックで黒い点を書き、レーザーを照射して使用感を確かめることをおすすめします。扱いに馴れてきたところで、腕や足の小さいほくろやシミに使用して徐々に体への照射の感覚を掴んでください。
いきなり気になる箇所に使用したい気持ちもわかりますが、大切な体を傷つけることになりかねないので必ず練習するようにしましょう。
外枠から照射するとキレイに除去しやすい
上記画像中央のグレー部分をほくろと見立てています。色々なやり方を試してみたのですが、ほくろの外枠から順にレーザーを照射していく方法が1番キレイに除去できました。
中央部分から照射すると、やりすぎてしまったりどこに当てたのかわからなくなってしまったので外枠からの照射をおすすめします!
③除去中の痛みや使用感
口コミでは痛みを強く感じて使用できなかったという声もあり、不安を感じている方もいるのではないでしょうか?実際に顔や体に使用して痛みの感じ方を検証していきます。
体の痛みは許容範囲。痛くて使えないということはなかった
まず前提として今回の検証ではレベル1~3までしか使用していません。腕や胸、首付近の照射ではもちろん痛みは感じたのですが、痛すぎて使えないということはなく、「ちょっと熱くて痛いな」という程度でした。例えるなら熱した輪ゴムで強く弾いたような痛みです。
顔は皮膚が薄い部分や額に痛みを感じた。不安な方は麻酔クリームの使用がおすすめ
体と比較すると顔の方が強く痛みを感じました。特に皮膚の薄い目元や額の外側に痛みが出ました。今回の検証ではそのままで使用できたのですが、試しに麻酔クリーム使ってみたところ痛みが軽減。不安な方は事前に仕入れておくと良さそうです!
目元に関しては、翌日以降も擦り傷のような痛みを感じました。軽い痛みだったので気になるほどではありませんでしたが、キズパワーパッドを貼ったら何事もなかったように痛みが消えてなくなりました。恐らく空気に触れなくなったからではないかと思います。
レーザー照射後は炎症を起こしているのでアイシングも行ってください。
④照射後の効果(ビフォーアフター)
やはり皆さんが1番気になるのはほくろやシミがキレイに除去できるかですよね。ビフォーアフターと一緒に経過状況をお伝えします。
長年連れ添ったほくろが見事に除去できた
幼少期から長年連れ添ったほくろが胸にあったのでレーザーを当て、消毒液を付けた綿棒で拭き取っていきます。
すると表面の黒い部分が剥がれ薄くなったので、再度レーザーを当て綿棒で拭き取りました。
除去前と除去後の比較画像
上の画像はレーザーを当てる前と当てた直後のものです。見事にほくろが綺麗に除去できているのがわかるかと思います。ここまでしっかりしたほくろにも使えることがわかりました。
レーザーを照射している最中は多少痛みは感じましたが、終わってからは全く痛みは感じませんでした。
除去後3日目
レーザー照射中は気にしなかったのですが、傷跡を見ると少し深く焼いていたように思います。体にはキズパワーパッドを貼っていなかったせいか若干回復が遅く感じますが痛みもなく順調です。
除去後4日目
かさぶたがしっかりして触るとカリカリしてきました。進捗は追って報告します。
加齢とともに出来たしみやほくろも除去できた
鏡を見る度にウンザリしていたシミとほくろ。特に歳を重ねるごとに新しく出来たものには嫌気がさしていたのですが、こちらも除去することができました。
除去前のシミが画像ではつたわりづらいのですが、気になっていた部分のシミやほくろは除去できています。シャワーを浴びても痛みはありません。
除去後3日目
この日が赤みのピークだったように思います。
除去後4日目
赤みも引き全体的に落ち着いてきました。吹き出物ができて治りかけている時の色に近いですね。
除去後5日目には外出を考えられるほど赤みが落ち着いた&コンシーラーを使えば気付かれないレベル
除去後5日目
かなり赤みも減り目立たなくなってきました。見た目が落ち着いてきたことで「外出しても良いかな」という気持ちに変化も出てきました。より普段に近い状態で外出したかったので試しにコンシーラーを塗ってみることに。
パッと見ではほとんどわからないくらいキズが目立たなくなりました。顔を近づけてよく見ても気付かれないレベルです。レーザーの照射具合や回復までの期間は個人差がありますが、5日程度あれば人に気付かれず外出できることがわかりました。
今回使用したのは、メンズアクネバリア 薬用コンシーラー ナチュラルです。ニキビ跡や青ヒゲ・クマにも使用可能。価格も1,430円なので1本持っておくと重宝します。女性は普段愛用しているコンシーラーを使用すれば大丈夫だと思います!
1カ月後はほくろ除去ペンを使用する前より傷跡が目立つ
1ヶ月経過しましたが、傷跡はほくろ除去ペンを使用する前より目立っています。画像向かって右側の目元の下(頬の辺り)に傷跡があるのがわかるかと思います。アフターの画像ではシミは見えませんでしたが、こちらの画像でははっきり確認できますよね。
口コミでは「以前より目立つようになった」という意見がありましたが、ほくろ除去ペンを使用してから1カ月後の状態は口コミの通り傷跡が目立つことがわかりました。
画面向かって左側の目元の下に幼少期からほくろがあったのですが、こちらはうまく除去できなかったようで、恐らく再度レーザーをあてる必要がありそうです。
2カ月後は傷跡がかなり薄くなってきている。もう1~2ヶ月かかりそう
2ヶ月もするとかなり傷跡も薄くなってきました。やはり画面向かって左側目元の下にあるほくろは再度レーザーをあてる必要がありそうですが、以前より表面に浮き出てきているような感じがします。少し奥の方だったので1回では除去しきれなかったのかもしれません。
画像向かって右側のシミは1ヶ月前と比べると目立たなくなってきました。年々ターンオーバーのサイクルが遅るので時間はかかっていますが回復は良好です。もう1~2ヶ月あれば消えていきそうな気配はあります。
顔全体を見渡すと額やあごのほくろは気にならないレベルまで除去できていることがわかります。傷跡も目の下以外残っていません。
2ヶ月経過しましたが胸の傷はまだ赤みがかっています。こちらは他の箇所より深くレーザーを照射したのでもう少し時間がかかりそうですね。色が白いので余計に目立つということもあるかもしれません。
※3ヶ経過の様子も報告しますので楽しみにしていてください。
⑤ダウンタイム中に気を付けること
せっかく気になるシミやほくろが除去できてもダウンタイム中の過ごし方が悪いと色素沈着の原因に繋がります。
バリア機能が低下しているので「紫外線対策」や「摩擦」などの外的刺激を与えないようにする
※画像はキズパワーパッド使用
レーザ照射後の肌はダメージを受け炎症を起こしています。バリア機能が低下しているので普段より紫外線の影響を受けやすく色素沈着の原因に繋がります。また、摩擦などの刺激もNGです。
日中に出掛ける際は日焼け止めを塗り、洗顔は泡で行い摩擦を減らすようにしましょう。
炎症後色素沈着に備える&美白剤(ハイドロキノン)の使用がおすすめ
口コミでは「かさぶたを取ったあとシミが濃くなったように感じる」とありましたが、レーザー照射後は炎症が起きているため、元のシミより濃く見える炎症後色素沈着の状態が考えられます。
炎症後色素沈着の場合、1ヶ月がピークで大体3ヶ月くらいで落ち着いてくるのですが、少しでもメラニンの生成を抑えるため美白剤(ハイドロキノン)の使用がおすすめです。
ハイドロキノン配合の「AMPLEUR(アンプルール)」であればトライアルキットが初回限定で1,500円と手頃なのでダウンタイム中に使用してみるの良いと思います。
体の内側からも紫外線対策をしてあげる
※画像はハイドロコロイド絆創膏使用(傷跡が目立ちにくい)
紫外線対策にはビタミンACE(エース)などの抗酸化ビタミンを摂取するのがおすすめです!ちなみに抗酸化作用とはシミやシワの原因になる活性酸素に打ち勝ってくれる作用のことです。
普段栄養が偏りがちですし、後々後悔したくなかったので今回はサプリメントも取り入れることにしました。
選んだのは、飲む紫外線対策のサプリメントとして常にランキング上位を獲得しているリブランコートです。
栄養素 | 1日推奨量 | リブランコート4粒 |
---|---|---|
ビタミンA | 650~700ug | 620ug |
ビタミンC | 100mg | 60mg |
ビタミンE | 5.0~5.5mg | 4.2mg |
上の表を見てもらえばわかりますが、リブランコートを4粒摂取するとビタミンACEの1日の摂取量がほぼ推奨量通り取り入れることができます。今回リブランコートを選んだのは以上の理由からです。
せっかっくシミやほくろを除去したわけですから、ダウンタイム中は、外側からも内側からも抜かりのない対策を施しました。
⑥メリット・デメリット
実際に使ったからわかるメリット・デメリットをお伝えします。
【メリット】安くて手軽で
やはり最大のメリットはこの価格で悩みから解放されることだと思います。自宅にいながら自分のタイミングでケアができ、この先シミやほくろが出来ても「また使えばいい」と思えました。
【デメリット】キズが残る可能性がある
自分で皮膚を焼いていくので、やりすぎてしまうとキズが残ってしまう可能性があります。また、使用しても良いシミやほくろなのか自己判断する必要があるので不安な方はクリニックを受診することをおすすめします。
一例ですが、東京美容外科のホクロ治療であれば11,000円(1mm)で治療を受けることができます。
【検証結果】現在検証が続いている最中なのでこのページをブックマークし結果をお待ちください!
現在検証中なので言い切れないところはあるのですが、現時点では使って良かったと思っています。
事前に使用方法を調べ、練習もしっかり行い、1度の使用ではやりすぎないことを決めていました。そのため痛みも残らず傷の治りも順調です。何よりずっと気になっていたほくろが取れたことが嬉しかったです。
しかし、どの程度肌が綺麗になるかはこれからなので、最終的な結論は追ってご報告致します。
まとめ
今回はほくろ除去ペンを取材しました。費用を抑えてシミやほくろを除去したい方にはおすすめできる商品でした。ただやりすぎは傷跡が残る原因になってしまうので気を付けることと、必ず体に使う前に練習するようにしてください。
1度の使用で深くレーザーを照射するのではなく、数回に分けて行えばリスクを軽減できると思います。
最後に、今回ほくろ除去ペンと一緒に使用したおすすめの商品を紹介しているので気になる方はチェックしてみてください。